2009年4月 1日 (水)

東京日本橋で春を告げる美濃和紙の花(祝 三越 伊勢丹ホールディングス誕生祭)

皆様嬉しい報告です。

昨日3月31日は私と保木さん松浦さんの三人で東京に向かいました。

 午前8時頃に会社と出発して、美濃で保木さんら二人が同乗し、中央道経由で先ずは新宿へ向かってドライブです。途中富士山が見える事を期待しつつ車を飛ばしましたが、残念ながら花曇で富士山の姿は見えませんでした。しかし、花が咲く季節なので道中にはところどころ綺麗に花をつけた桜の美しい姿を見ることが出来ました。さらに、桃源郷といわれる山梨にさしかかると、丘陵地に植えられた美しい花をつけた桃の木をあたり一面に見ることが出来ました。この季節に山梨県を訪れるのは初めてのことで、あまりの美しさに思わず一宮御坂のICで高速を降りてしばし写真撮影をしてしまいました。

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桃の花のワンショットをご覧ください。

 さて、13時過ぎには最初の打ち合わせ場所である新宿3丁目で車を止めて、4時過ぎには2番目の打ち合わせのためにHIROCOLEDGEさんの事務所に向かいました。伊勢丹さんで開催されたオンリーアイの商品の今後の販売展開など打ち合わせた後に日本橋に向かいました。

 目的地は三越日本橋本店、今回は家田紙工と保木工房共同制作の美濃手漉き和紙ショーウインドウを飾る仕事をいただきました。桜の形をした和紙を漉き、美濃和紙の特性を生かして水だけでショーウインドーのガラスに和紙を貼ったり、吊り下げたりして春を演出するというものです。

 到着したころには前日より始められた作業も終盤にかかっていました。1Fのショーウインドウ5面と地階のショーウインドウ2面を使用して、飾られた美濃和紙の桜の花は「きれい」一言、透過光と反射光の織りなす立体的な空間は繊細な日本の和紙でこそ演出できる独特なものとなっていました。

 私たちは今回の三越さんのショーウインドウのアートディレクターを務められた大野さんの説明を伺いながら夢中になってカメラのシャッターを押していました。この演出は先に統合された「三越 伊勢丹ホールディング」の誕生を記念する誕生際の一環として企画されたもので、ショーウインドウだけでなく店舗内にも桜の和紙を使って装飾が施されています。

 設営の風景を含めて、ショーウインドウの画像を少し掲載しますのでご覧ください。

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2008年8月29日 (金)

NYIGF2008だより(2)

 NYIGFでは、『ACCENT ON DESIGN』という、最もデザイン的にすぐれた商材が集まるブースの中で、美濃手漉き和紙「a piece of natural paper」を展示していただきました。

 毎日、SMPのみなさんと一緒にブースに立たせていただき、つたない英語で一生懸命、和紙の紹介をしましたが、バイヤーのみなさんは、私の想像を超えて和紙の良さを深く理解していただけました。

 もちろん、安い商材ではありませんので、バンバン飛ぶように注文が来る、、ということはありませんが、中には、値段を見ないで注文をくださった方もいらっしゃいました。

 昨年、参加した時は、はじめてということもあり、あっという間に終わってしまった感がありましたが、今回は、ほんとうにいろいろなことを考えた一週間でした。

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   アメリカの市場は、明らかに下り坂傾向にあるようですが、でも、その中でも頑張っている人は頑張っているし、やっぱりどんな状況になっても、最終的には「人」が重要であるということ。

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   今回、はじめてSMPさんとのNYIGFをご一緒させていただいて、昨年は気づかなかった新たな経験を沢山させていただきました。

 

 例えば、ブース内でのSMPのみなさんの動き、それに比例して流れるように動く、バイヤーの動きなどから学ぶ事が多かったです。

 

 美濃手漉き和紙/「a piece of natural paper」への反応は、昨年同様、一様に「美しい!」と言っていただきましたが、その後の購入に結びつくワンステップ、ツーステップ、 長年、手漉き和紙の仕事に関わってきて、いろいろなものづくりをしてきた中で、足りなかったものに気づきました。


 
毎日、SMPさんの大ヒット商品である「message bean」 を手に取るバイヤーのみなさんの表情を見ていて分かったこと。。。

 
ほころぶ笑顔。驚き。そこから彼女たちがイメージするもの。

 
そこには、
 
暮らしの中での<人を幸せにする商品、デザイン>
 
別の言葉で言えば、<小さな幸せのおすそわけ>と、<ふとした笑みがこぼれるユーモア> があるのです。

 
これが今、とても大切なことだと思いました。

 
そんな、ささやかだけど、とっても大切な発見に結びついた、今年のNYIGFでした。

 みなさん、ほんとうに、お世話になりました。

 岐阜県NY駐在員の板津さんや、梅田ロフトの小山さんや、多くの日本人の方も足を運んでくださいました。 感謝!

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NYIGF2008だより(1)

0085    今年も美濃手すき和紙「a piece of natural paper」を全米のマーケットで販売するために、ニューヨークインターナショナルギフトフェア(NYIGF)の会場となるコンベンションホールにやってきました。

 NYIGFは、全米からバイヤーが本気で、商材の買い付けや注文のために訪れます。

 今年は8月17日から21日まで開催されました。

 今回はアメリカのディストリビューターとして、新たにSMP(space M)さんに御世話になりました。

 これから準備をして明日からがオープニングという会場入り口の様子です。

 今回、ニューヨーク行きの飛行機の中で、体調を崩して、なかなかつらい旅のはじまりでしたが、会場でspace Mの松浦夫妻の笑顔を見てほっと一息。

0086  朝のRegistration(受付)の様子。昨年と変わってないなぁ。。。まだオープン前なのでなんとなくのんびりしています。

 昨年は、家田社長と一緒でしたが今年は ディレクターとして、私、一人での参加でした。


 

続きは(2)へ。。。

 

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2008年8月 6日 (水)

三越銀座店さんでの展示販売

 三越日本橋本店での展示販売に続き、昨日(8月5日)より三越銀座店での展示販売が始まりました。

 場所は7階リビング売り場「リミックススタイル」にて8月11日(月)まで開催されます。

 日本橋本店での展示では水うちわのみの販売でしたが、銀座店では弊社のインテリア和紙シリーズの「a piece of natural paper」シリーズから、「Garden」「,Symphony」の各種透かし和紙と共に、新しく加わった「In the forest」シリーズのグリーティングカードも販売されています。

 これらの和紙は、水うちわに使っている雁皮紙を漉く工房・「コルソヤード」も加盟している美濃の手すき若手職人グループ「ネットワーク21」のメンバーである「保木工房」で作られています。

 彼の和紙の最大の特徴は和紙を自由な形に漉く技術を持つことです。(もちろん弊社との長年の共同開発品です。)

 木の葉や花の形、動物や昆虫の形など、現在ではその表現の自由度はかなり高くなっています。細い線では0.8mm幅の線まで和紙で表現できます。

 この技術を応用して作られた「a piece of natural paper」シリーズのグリーティングカードや、窓や室内を飾るオーナメントペーパーとして製品化されたものが今回、三越銀座店で販売されています(ちなみに、前のブログでも書きましたがロフト梅田店でも好評販売中です!)。

 フエルトにも似た質感の和紙はこの商品のデザイナーの一人でもあるRARI YOSHIOさんのスパイラルでの販売でも好評をいただきました。(himieさんリンクを貼らせていただきました)

 ちなみに、つい先週の事ですが、リニューアルオープンした岐阜市北部の山県市にある「香り会館」の入り口のガラス面の装飾として弊社の「a piece of natural paper」「GARDEN」シリーズを採用していただきました。

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 これらの和紙は簡単にガラスに貼ることが出来ます。コツを覚えれば小学生の子供でも簡単に作業が出来ます。では、以下、手順を少し説明します。

1、和紙を貼るガラス面をよく掃除する。

2、希望の位置にセロハンテープで上部の端2箇所和紙を仮止めする。

3、霧吹きで水(注1を和紙の上から、まず中央に吹きかけ、塗料用ローラーを使い皺が出来ないようにガラスに密着させる。この作業を中央から左側、右側と皺に注意しながら行 う。皺なく貼り終えた後に仮固定をしたセロハンテープを剥がしてます。和紙が濡れた状態のためにセロハンテープを簡単に剥がすことができます。

4、余分な水滴をウエスで和紙に押し当てながら拭い取る。(注2

5、和紙が乾燥するまで2時間ほど待って出来上がりです。

窓に和紙を貼るだけで、ずいぶんと部屋の雰囲気が変化します。強い太陽の光も柔らかく感じます。

 弊社の美濃和紙はオーガニックに作られていますので、シックハウスの心配もありません。それに手すき和紙の場合にはガラス面に貼る場合には水だけでも接着します。

(長期間の装飾や、すりガラス、凹凸のあるガラス、アクリル、ポリカーボネートなどに接着する場合にはこの限りではありません)

 水だけで接着した場合には、和紙の端を爪でカリカリと引掻いて起こせば、簡単に剥がすことも出来ます。例えば、クリスマスシーズンの窓のデコレーションに使用して、年末に剥がして、大切に保管していただければ、また来年のクリスマスにも利用できてしまうのです。

 これぞ和紙の醍醐味ですね。

 かなり話はそれましたが、このような使い方のできるのが「a piece of natural paper」なのです。

 三越銀座店では、今週の土、日、竹うちわ職人の浅野貴徳さんのうちわ骨つくりの実演があります、1本の竹から作られる団扇の骨つくりの全工程を目の前でご覧いただけます。ぜひお越しください。

 では、三越銀座店、店内の風景を少しごらんください。なかなかホッとできる空間になっていうます。 水うちわの水しぶきの体験もできますよ。

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 (注1 香り会館の和紙は長期間の貼り付けのために実際は水にP.V.A(ポリビニルアルコール)を原料にしたのりを水6:のり1の割合で混合したものを霧吹きで吹きかけてガラスに貼っています。のりは工作用のでんぷん糊をご使用いただいてかまいません。和紙はオーガニックに作られていますので、湿度の高い場所でご使用いただく場合には、でんぷん糊を使用した場合にカビを発生する可能性がありますが、日当たりの良い乾燥した場所ではこの心配はありません。

 (注2 水滴を拭いとる場合には、ウエスを和紙に押し当てるようにしてください。濡れた状態でウエスを横にふき取ると、和紙を破損させることがあります。

 

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2008年7月29日 (火)

ひびのこづえさんデザインの水うちわ販売開始です。

 以前にブログでご案内しました、水うちわの最新作が本日より三越の日本橋店にて販売されます。ひびのこづえさんがデザインした水うちわは全部で5種類あります。まずは画像でご確認ください。

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「まる」

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「ひとさし」

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「草々」

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「花々」

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「木々」

 

 どのうちわも竹を小割りにしたり、黒く染めたり、和紙に穴をあけたり、和紙のモチーフを利用したりと色々手法を使って作られた、ひびのさんの個性的なうちわに仕上がっています。個展を見るようなつもりでお気軽にお立ちよりください。

 三越さんでの販売は下記の日程で日本橋三越本店と銀座三越にて開催されます。

日本橋三越本店(本館5階、リビング用品 Jースピリッツのコーナー)

日時 2008年7月29日(火)~8月4日(月)まで

8月2日、3日の2日間は家田忠幸による和紙の絵付けの実演販売をします。

銀座三越(7階、リビング売り場)

日時 2008年8月5日(火)~8月11日(月)まで

8月9日、10日の2日間は浅野貴徳による団扇骨つくりの実演販売をします。

 今回の販売は弊社の水うちわの全商品をご覧いただける数少ない機会です。是非ご来場ください。

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展示風景 @:日本橋三越本店

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2008年7月24日 (木)

水うちわとトレーサビリティ

 NIKKEI DESIGN につづき NIKKEI MAGAZINE の表紙にも弊社の水うちわのアザミの柄の絵付けの工程を掲載していただきました。日経関係者の皆様ありがとうございます。
 掲載誌面では岐阜でうちわの専門店として1軒だけ残る住井冨次郎商店さんと一緒に掲載していただきました。弊社の水うちわと住井冨次郎商店さんのうちわとの違いを比較していただくのも楽しいかもしれませんね。 

 さまざまなメディアに掲載された後の反響は大きく、HPやブログのカウントもウナギ昇りで、販売先のお客さんにも多くの問い合わせを頂いた様で、売り切れ店舗が続出しました(申し訳ありません!)。

 実際に「水うちわ」をご購入いただいた皆様や、関心もってお問い合わせをいただいた皆様、商品を掲載して頂いた雑誌の関係者の皆様、TV、ラジオ局の報道関係者の皆様、HPやブログを訪問してくださった方々にあらためてここでお礼を申し上げます。

「ありがとうございました。」

 皆様の温かい気持ちで岐阜の「水うちわ」は新しい命を頂いてすくすくと育っています。

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(左ページの左半分が弊社の商品に関して記述された部分です。)

 さて、私もWEBでの水うちわの反響が気になる人なので、よくネットサーフインで関連するサイトを拝見します。そんな中でも、高価な水うちわを購入いただいた方の良い感想が掲載されたブログに出会う事が何より嬉しいと感じます。「ゆう」さんありがとうございました。

 ところで、弊社の水うちわですがかなり高価なために、百貨店での店頭販売や展示会では良く値段の質問を頂きます。「何故この団扇は高いの?」

 この質問の回答として商品のトレーサビリティをお話させていただいています。最近よく食品の偽装問題なので耳にする言葉でもあります。団扇のトレーサビリティて何だ?と変に思われる方もいると思いますが、形のある商品は「何時、誰が、何処で作ったものか」という情報と作られた物の調達先等の情報をお話するのです。

 「水うちわ」の場合に把握する内容は主に下記のようなものがあります。

1)雁皮紙等の原料はどこで採取されたものですか?

2)雁皮紙は何時誰が漉きましたか?

3)うちわに使われる竹の品種は何で、何時何処で採取されましたか?

4)うちわの竹骨は何時、誰が作っていますか?

5)うちわに描かれた絵の具は何ですか?

6)うちわに描かれた、絵は何時、誰が描いていますか?

7)うちわに使うニスの原料の採取地はどこで、何時作られたものですか?

8)うちわのニスは何時誰が塗っていますか?

文末にこの質問の回答を記載しています。

 弊社の一部の取引先にはこれらの情報開示を希望される方もあります。何やら難しい話になってしまいましたが、簡単にイメージして頂くにはスーパー等の食品売り場で見かける。「△△産、無農薬、朝どりトマト、○○さん、私が作ってます」的な事なのです。

 現在販売されている弊社の水うちわの雁皮紙は美濃の手すき和紙の職人のユニット「コルソヤード」の二人が、岡山周辺で採取された雁皮の原料を使い、2007年の秋~2008年の初夏にかけてわくわくファームで漉いた和紙を使っています。水うちわの美しさには彼らのもつ伝統の技が寄与しています。

 ここで少し雁皮紙の価格の話をします。

  例えば、水うちわに使われる手漉きの雁皮紙、1枚の価格も安いものではありません。

  弊社では水うちわ用の極うすの雁皮紙は販売していませんが、同じコルソヤードが作った和紙で、比較的簡単に漉くことのできる楮和紙を販売していますので価格をご参照ください。

  また同じ雁皮紙で水うちわの縁に補強用に貼る厚口の雁皮紙は幸草紙工房のものを使っています、この紙の価格はこちらです。

 どうですか?結構良い値段ですよね。

  ちゃんとした工程を経て作られた手漉きの紙の正直な値段です。勘違いしないでくださいね、弊社は暴利をむさぼっているのではありませんから。

 水うちわ用の雁皮紙を約300~400枚を製作するためには、およそ2週間を費やします。1枚の雁皮紙は美濃判というサイズで漉かれています。美濃判1枚は裏と表の両面に張る1個分の団扇の材料になります。

 しかし、紙漉きは天候にも大きく左右されます。運悪く悪天候が続くと、仕上がり枚数はかなり少なくなります。最悪の場合、漉いた紙を板干しで乾燥するタイミングを失うと、紙が腐敗してしまい、全てがダメになってしまいます。防腐剤などを一切使用していないオーガニックな和紙であるために、乾燥していない状態での腐敗は早いのです。

 この後にも1本の水うちわを完成するまでには,まだまだ沢山の工程が控えています。 

 今の私たちの生活の中には数多くの輸入品があります。工芸品と言われる多くのものも最近では海外で生産されて輸入されたものが多く、純粋に国内で生産されたものを見つけるのも難しくなっています。弊社の1/100ブランドの商品にも1部海外で生産したものもありますが、多くのものは純粋な国内生産を前提に作られています。 

 別に私は海外での生産を否定している訳ではありません。そうではなくて、水うちわを製造、販売することが美濃和紙や団扇や絵付けに関わる手作業の職人達のそれぞれの仕事を生業として位置づけることができる一つの道筋になれば良いなと考えています。もちろん、岐阜の地域資源や観光資源を活性化できる存在になれば、とても有難いことだと思います。

 ローハス(Lifestyles of Health and Sustainability) という言葉の中にある、サスティナビリティ・持続可能性という言葉を実現するには、やはりそれなりにお金がかかるのです。 

 大変に高価な水うちわですが、ご購入いただいた皆様が支払われた代金は、美濃和紙の職人達や、丸亀に残る数少ない国産竹うちわ職人の浅野さんや、弊社の絵付け職人達を支える礎になっています。ご購入のお客様に改めて感謝いたします。

 上段の質問に対する回答(2008年度販売分に関する資料です)

1)採取地(岡山周辺の山中)

2)和紙職人(澤木健司、倉田真) 製造地(美濃市のわくわくファーム) 製造期間(2007年9月~2008年6月)

3)採取地(香川県、丸亀周辺の竹林) 品種(真竹) 伐採期間(2007年11月~2008年2月)

4)団扇職人(浅野貴徳)製造期間(2007年12月~2008年7月)

5)6)・刷り込み、手書きによる絵付け職人(家田忠幸、板垣洋子)、具(顔料、膠)を使用 

 ・シルクスクリーンによる絵付け職人(角野正俊)、具(顔料・定着剤としてアクリル系水性エマルジョン、製造メーカーによる安全データシートあり)

 ・インクジェットプリントによる絵付け(家田宗典)、具(水性顔料・インク製造メーカーによる安全データシートあり)

 上記の制作期間(2007年12月~2008年7月) 絵柄により手法が混在します。

7)原産地 タイランド (ニス製造メーカーによる安全データシートあり)家田紙工の工場内での独自レシピにより天然ニスを調合します。もちろん100%オーガニックです。

8)ニス塗り職人(久世敏康) 製作期間(2007年12月~2008年7月)

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2008年7月22日 (火)

梅田ロフトで販売中〜!

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 先日、大阪梅田ロフトに、美濃手漉き和紙の新シリーズ「a piece of natural paper」を中心とした、1/100ブランドグッスの数々を納品に行ってきました。

  今回は、梅田ロフトでのはじめての家田紙工グッズの企画展示で、しかも場所がロフトの正面玄関口から入ってすぐのとっても目立つ場所!

  夏らしい季節もののコーナーということで、、私と、4月から新しく家田紙工の社員になった小里さんというニューフェイスと共に行ってきました。

 梅田ロフトさんとは、2月のギフトショーではじめて文具担当の小山さんとお会いして意気投合(私が勝手にそう思ってるかな?)し、今回、小山さんが気を利かせてくださって、1階フロアーの担当者の柏木課長さんに話をしてくださり、この夏の企画として実現しましたhappy02

 この美濃透かし手漉き和紙シリーズは、とにかく思い入れがたくさん、たくさんつまった商材です。一昨年の冬から企画をしはじめ、丁寧に作り込んできたもの。
  家田紙工の女性チームでプロジェクトを組み、「ひたすらオーガニックにこだわった」「インテリアにも利用できる」「捨てる所の無い」「ここにしかない」「おしゃれな」「布のように使える」和紙グッズを作る事。。。

 たくさんの紆余曲折を経て出来上がり、以前もこのブログで書きましたが、昨年のニューヨークギフトフェアで世界デビュー(?)し、そののち、2月の東京ギフトショーで国内初デビューを果たしました。
 でも、本当はその前に、RARI YOSHIO  さんの東京の個展などでの発表が先だったのですが、ここでも有り難い事に大好評で、、でも、大阪は初デビュー。。。そのほかのさまざまな和紙グッズとともにお目見えですが、果たして、大阪のお客様に受け入れていただけるかどうか(大阪の皆さん!ぜひ、よろしくお願いします〜)

 展示替えは、夜6時頃から(まだ、お店が開いている中)はじまり、私たちは8時すぎまでお手伝いして一路、岐阜に戻りました。

 そのあとは、担当の柏木課長さんが、しっかり仕上げてくださいましたhappy01
 みなさん、大阪にお立寄の際は、ぜひ、梅田ロフトに足を運んでください。8月中旬頃まで展示販売しています〜。ちなみに、今、話題の弊社オリジナル「水うちわ」のサンプル展示も行っています。ぜひ、その透明な美しさをご覧下さい!!

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2008年7月15日 (火)

水うちわ on NHK

7月8日にNHK岐阜で放映していただいた水うちわの撮影に立会いました。

今回の取材は美濃市の所有であるワクワク・ファームで撮影が行われました。

この施設は手すき和紙職人の作業場の充実を一つの目的として建設されたものです。

職人として独立して間もない彼ら(彼女達)は資金的にも乏しく、和紙を漉く場所の確保も簡単ではありません。そのために公的な施設を建設して、有料で職人達の働く場所を提供しているのがワクワクファームなのです。楮の原料を煮る大きな釜や、原料の貯蔵庫、楮などの原料を水に晒す大きな水槽、もちろん和紙を漉く舟など、手すき和紙を作るための道具はほとんど完備されています。まだ新しい施設でもあり快適な作業空間として多くの職人が利用しています。この場所に行けば雁皮紙を漉くコルソヤードの澤木君や倉田君、その外のネットワーク21のメンバーにも会うことができるかもしれません。

 ところで、紙を漉く場所なのにどうして「ワクワク・ファーム」とい名前がついたのか?と不思議に思っていましたら、建物の隣接した広場には貸し出し用の畑も設備されているのでした。美濃和紙の里会館の隣でもあり、大きな芝生の広場も持つ、とても快適な空間なのです。

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 お天気の良い日には天日干しをする和紙の風景なども見られ、なかなか穴場的な場所でもあります。(上の画像は撮影準備をするNHKのクルーとワクワクファームに隣接する芝生の広場)

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2008年6月24日 (火)

水うちわの体験講座

今回は水うちわの体験講座のお知らせです。

平成20年7月12(土)、19(土)、26(土)の3日間を利用して岐阜市学園町3丁目にある、未来会館で開催されます。詳細は下の画像でご確認ください。

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この体験講座は1講座が3日間に分けて行われます。

第1回は水うちわの材料の一つである美濃手すき和紙の歴史や職人の技についての講義を行います。

第2回はニスを塗る前の水うちわに実際に絵付けをして、マイ団扇を作ります。

第3回はニスを塗って完成した水うちわの品評会やミニ撮影会を行います。

MY「水うちわ」を手に入れるチャンスです。お気軽にご参加ください。

問い合わせ先は下記まで。

ADOTOPS未来会館共同運営共同体 

〒502-0841

岐阜市学園町3丁目42番地

TEL058-296-0888 FAX058-296-0889

休館日・毎週火曜日

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2008年6月12日 (木)

水うちわの最新作登場

水うちわの新作が完成しました。商品名は「ひとさし」「水玉」「花々」「木々」「草々」の5種類です。今回の新作は今までの弊社の水うちわとはちょっと違います。だって、デザイナーが「ひびのこづえ」さんなのです。

 ではMaking of 「水うちわ」 vol.3 としてこのうちわの製作過程などの紹介をさせて頂きます。

 ひびのこづえさんはNHK教育テレビの「にほんごであそぼ」「からだであそぼ」のセット衣装を担当中です、TVで観た方も多いのではないかと思います。新作の水うちわにもひびのさんの世界観が反映されたとても素敵なものに仕上がっています。

まず、出来上がった5作品をまずご覧ください。

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左から草々、花々、木々、水玉、ひとさしです。

この中で左の4点は「小割」と言う手法で竹骨が作られています。

 より繊細なうちわを目指すひびのさんの要望により、今までの竹骨をさらに半分に割いて作られています。半分に割くと単純にうちわの骨の本数は倍になりますので、骨を支える糸を編みこむ数も倍になります。細くなった竹のおかげで水うちわの繊細さは増しますが団扇職人の仕事はかなり大変になります。

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団扇の糸を編む浅野貴徳さん(画像の竹骨は通常のものです)

 

 

 最初の画像に戻ってください。次に右はしから2点のひとさし、と水玉の説明をします。この2点は今までの水うちわとはかなり様相が違います。水うちわのカテゴリーを超えた水うちわと言ってもよいかもしれません。その理由は文様にあります。従来の水うちわは手書きや刷毛、プリント等によって絵を付けて文様を表現していましたが、この2点のうちわの文様の表現は和紙なのです。ひとさしの黒い花のモチーフは、この形をした和紙を漉いた後に黒染めしたものを団扇に張って作られています。また同じように水玉は所定の位置に穴の空いた和紙をすいて、その和紙を同じく黒染めをして団扇に張っています。水玉の形は絵ではなく、穴の空いた和紙で文様が作られているのです。

 特にこの2点はひびのさんのコスチューム・アーティストとしての表現が強く反映されているもので、実物を見て頂くと良くわかるのですが、和紙の縁に見られる楮の繊維のもやもやのマチエールが独特の作品のような存在感を水うちわに与えています。

 では、ひとさしと、水玉に使う手漉き和紙をご覧ください。この和紙は保木工房と弊社の共同で作ったものです。独特の技術により、ひびのさんのデザインしたモチーフの形をそのまま手漉き和紙で作りました。また、水玉も同じくひびのさんのデザインレイアウトした水玉を所定の位置に並べて漉いてあります。和紙の質感だけでも美しいのでご覧ください。

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中央の「木々」は切子ガラスのような質感!

この団扇の文様は透明性のある黒でプリントされています。木々のモチーフの部分には色がありません。そのためにニスを塗って仕上げたうちわの文様部分は透けて見えます。ちょうどキリコガラスのような透明感を木々のうちわでも味わうことができます。        

 もちろん、花々、草々も生成りの小割で竹骨が作られていますので、より繊細な水うちわらしい自然な美しさを味わって頂けます。

 これらの5点は三越百貨店さんでの先行販売品目で合計120本の限定生産品です。

三越栄店さんでは6月3日より6階の催事場で販売をしていますが、名古屋店での販売分の「ひとさし」は既に売り切れました。残りの4種類も残り僅かですので、ご希望の方はお急ぎください。この後に東京日本橋本店、銀座店などでも販売を予定しています。

 また、6月12日、13日には絵付けの実演、14日、15日には竹骨製造の実演をしますので、是非会場までお越しください。

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